警察庁によりますと、2014年においてはDVとストーカー被害は過去最多を記録したみたいですね。
2014年のDVの認知件数は4万件以上、ストーカーについては2万件以上だった模様。
これを背景として、法務省が法テラスのストーカー・DVの被害者の支援を強化することを決定しました。
具体的には、今までは収入が一定額以下という利用制限があったのですがそれを撤廃しました。
目次
法テラスの無料法律相談を、DVやストーカー被害者であれば誰でも受けられるよう改正しました。
ここまでなら無料で相談できるだけですが、さらにもう一段階強化されています。
国が弁護士費用も負担することで、相談者は金銭的な負担を気にせずに
経済力がない被害者に対し、手続き上必要な弁護士費用を国が負担する方針みたいです。
そして被害が深刻になる前でも受け付けている模様。
「法テラス」というのは国によって設立された法律的なトラブルを解決するための総合案内所(独立行政法人)です。
原則的には(今回の改正後のDVとストーカーは除く)、利用条件が収入が一定額以下などの条件こそありますが、経済的に余裕が無く弁護士さんに相談・依頼するのが難しいという方のための独立行政法人なんですが。
弁護士費用を立て替えてもらったり、3回まで無料法律相談が受けられるなどメリットもたくさんあり、経済的に余裕が無い人にとっては非常にありがたい役割を担っているんですね。
法テラスについては法テラスってご存じですか? 国によって設立された法的トラブル解決のための総合案内所に詳しく書いていますのでぜひご覧くださいませ。
もちろん今回の被害支援強化には、色々な理由があるでしょうが、やはり被害者や相談件数が著しく増えたのでしょう。
それに最近では、ストーカー問題に関連して、いわゆる「リベンジポルノ」問題も増えてきておりストーカー被害もさらに深刻になってきているようですね。
リベンジポルノというのは、「復讐・仕返し等の目的で元の恋人や元の配偶者などの裸の写真や写メや動画などをインターネット上に流出させる悪質な行為」です。
これは今本当に多いらしくて、社会問題化していますよね。
リベンジポルノといえば、いわゆる三鷹ストーカー殺人事件が有名ですが、今は普段から持ち歩いているスマートフォンなど写真や動画が簡単に撮影できますので、今、被害が本当に多いらしいですね。
これは特に10代などの若い世代の被害がかなり多いみたいですね。
そして今回の法テラスの無料相談と弁護費用無料の利用はリベンジポルノの相談も適用範囲になる模様ですね。
まぁ~しかしリベンジポルノの場合には、犯罪の性質上、被害を回復するのは難しいでしょうから、そういう被害を受けないためにも、難しいかもしれませんが決して流出させては困るような写真・動画などを撮らせない等の対策が必要でしょうね。
今回は以上になります。ご参考になれば幸いです。
興信所東京GR
この記事を読まれた方は、当興信所の以下の記事もぜひ合わせて読んでみてください。