探偵に依頼すると決断したら、いよいよ探偵業者へコンタクトをとっていくことになるわけですが、探偵にコンタクトをするにあたって重要な注意事項がございますので、目を通していただければと思います。
例えば、費用・料金に関する事や解約手続きに関する事、など、後からトラブルでもめないように注意しておかなければいけません。
また例えば、浮気調査期間中には配偶者に対する接し方にも気を配っていただく事が必要でして、少しの事で調査結果に違いが出てきてしまう事もあるんですね。
残念ながら、どんなに優秀な探偵事務所に浮気調査を依頼したとしても、良く考えずに浮気調査の依頼をしてしまうと、調査が成功するという保証なくなってしまいます。
例えば、事前情報が不十分であったり、ご依頼者様と探偵業者とのご面談時などでのミーティング時に齟齬や勘違い・お互いの不十分な理解ということが起こってしまいますと、調査回数増えてしまったり、期間が長くなりがたり、費用も当初よりも高額になってしまい、調査そのものが失敗に終わってしまう場合もあるでしょう。
浮気調査を必ず成功させるためにも、探偵業者側をうまく利用するためにも、あなたの浮気調査の依頼方法や伝え方はとても大事ですし、それなしでは満足した結果は得られにくいでしょう。
今回は色々な角度から。
探偵に浮気調査依頼するにあたって注意する事項をご説明いたします。
ぜひ目を通していただければと思います。
目次
これは当然ですが、ご相談・ご契約の際には探偵事務所・興信所にご依頼の目的・調査後の希望をしっかりと伝えておきましょう。これはとても大事になります。
これは依頼目的によって浮気調査の回数や調査方針・調査期間などが大きく変わることがあるからです。
例えば、離婚を視野に入れており慰謝料請求するために不貞の証拠を手に入れたい人の場合には、調査回数は1回で終わることはあまりなく、やはり3~4回程は必要になってくるケースが多いです。
それはなぜかと言いますと、不貞行為の証拠というのは1回の撮影だけではその証拠だけで慰謝料請求できるレベルにならないことが多いからです。
1回だけですと、何かしら浮気する人(配偶者や浮気相手)が言い訳をいう事が可能になってきますので、そういう意味でも不十分であります。
確実に離婚を有利にしたり慰謝料請求をするためにいわゆる『不貞行為』を証明できる証拠を手に入れるのはそんなに簡単ではありません。
色々な意見が錯綜しており、時折メールでも証拠として十分みたいな事を言う人もいますが、それはあり得ません。
確かに本当に性行為をしている場面そのものを撮影していたりすれば少しは強力でしょうでど、その場合にしても、画像がそこまで鮮明ではないでしょうから、本人特定はできない可能性は高いですし、浮気相手に限っては本人特定は難しいでしょう。
理由は大きく2つ考えられます。
1つ目は探偵事務所・興信所によって調査力が変わってくるので、その結果としての調査回数も変わってきてしまう。
これは、あまり実力のない探偵に依頼をしてしまいますと、失敗の回数も多いので有効な不貞の証拠を手に入れるまでの調査回数が多くや期間も長くなってしまうのです。
同じような調査でも依頼した探偵によって結果が変わってくるというのは事実です。
これは探偵を選ぶのが優秀な事務所を見極めるには難しくて、ある程度仕方のないことだと思います。
ですが、少なくともそういう事実があるのだという事は知っておいてください。
もう1つの理由は、これは批判的な内容になってしまうので多少言うのを躊躇しますが、ここまでお読みかださったあなたには言います。
探偵事務所・興信所の経営方針として利益重視の考え方が理由で調査回数・期間を無駄に増やしている場合がある。
これは、本来はあってはならない事ですが、利益を重視するあまり、ご依頼者様の事を第一には考えずに、必要のない追加調査や非効率な調査を行って結果的に調査回数・調査期間が増えてしまうといったことが挙げられます。
ご依頼者様の無知につけこんで、不必要な追加調査を実施する探偵業者は多いでしょう。
またご依頼者様側も、探偵業者の言いなりになってしまい、自分で判断しなくなる人が多いので、なおさら調査費用が嵩んでいきます。
基本的には、と言いますかほぼ98%程度の方が、探偵・興信所への依頼というのは初めてですので、他の人の場合はどれが常識なのかなどが分からないというのもあるからでしょう。
自分のケースはこれは今までの依頼者と同様に普通の事なのかが判断できないんですね。
これに対処するには、やはり探偵業者側に任せっきりにするのではなく、きちんとどういう目的で今回の調査は実施するのかなどを随時聞いておくべきです。
そこであいまいな返答をしたり、納得できなかった場合には、調査実施を断るべきですし、それはあなたの当然の権利です。
こういう悪質な業者の少なから存在するのは事実ですので、より一層、探偵選びは慎重に行っていかなければいけません。
しかし、きちんとしたあなたにとって最適・優良な探偵・興信所も存在します。
いずれにしましても、やはり探偵の浮気調査で不貞行為の証拠を集めていくのが最良の選択であると考えます。
また依頼目的が離婚は考えていなくて真実を知るための人の場合や夫婦復縁前提という人の場合には、それほど調査回数や期間というのは掛からない場合がほとんどです。
このケースですと配偶者や浮気相手との交渉をできるだけの資料が手に入れば大丈夫ですので、浮気の証拠も回数は必要はないケースがほとんどです。
あくまでもこちらが言っている事の正当性を示せば良いことが多いので、1,2回程度の不貞の証拠があればこちらの正当性は担保されますしね。(要するに変な言いがかりではないという事)
また浮気相手に話し合いなどの交渉していく場合でも、浮気相手の自宅が判明した段階で交渉が可能になりますしね。
このように調査目的などによって浮気調査の方針や回数なども変動しますし、調査料金もかなり変わってくるケースが多いですから、あなたの依頼目的をしっかりと探偵業者側に伝えておきましょう。
そうしないと、後々、調査回数や期間・料金面のことで探偵業者側との齟齬が生じてしまいます。
優良な探偵業者であれば、あなたのご希望を最優先にして調査プランを組み立てますし、調査実施していきます。
契約前のご面談時などにきちんと希望を伝えておきましょう。
探偵に依頼した後は、後は探偵業者に任せっきりと思っている方も多いでしょう。
ですが、ある程度できる範囲で協力していった方が結果的に満足度の高い調査結果が得られます。
基本的には、探偵業者はあなたの提供する情報を参考にして調査を実施していきます。
ですので、あなたの情報の精度が高い方が当然探偵側も動きやすいですし、より視野の広い調査が可能になります。
そして調査の失敗も少なくなりますし、基本的には良いことしかないかなと考えます。
例えば、提供する写真(対象者の写真)にしましても、かなり昔の写真である場合と、最近の写真の場合を比較するとやはり調査員の負担が変わっています。
探偵の調査員は当然ですが、対象者(配偶者)の実物を見たことがありませんから、調査日に初めて見ます。
対象者かどうかを判断するのは、ご依頼者様からご提供いただいた写真のみになります。
これが例えば、世帯数の少ないマンションやアパートや従業人数が少ない勤務先からの出入りでしたら難しくはありませんが、世帯数の多いマンションや従業員数の多い勤務先からの出入りの調査の場合には、本人かどうかを見極めるのも難易度が高くなります。
当然、出てくる人が多いという事は、似ている人や対象者風な人も出てくる確率が上がります。
そういった事もありますので、まずは写真はなるべく新しいものを用意した方が良いでしょう。
また対象者の特徴なども併せて伝えておくと良いです。例えば、顔の右頬に目立つホクロがあるとか、猫背で歩く癖があるなど。
あとは細かいですが、最近はもっていない人の方がすくないですし、対象者のスマホの機種とか色とかも結構重要ですね。
他にも色々考えられますが、そのような情報は大勢の出入りする現場では大変貴重な情報となります。
調査員は現場によっては建物から出てくると時に瞬間的に本人かどうかを判断しなければなりません。
出てきてすぐにタクシーに乗ってしまった、あるいはすぐに電車に乗ってしまうなどは日常茶飯事です。
ですので、本人断定に繋がるような情報はある程度多い方が、調査成功確率が上がります。
その他、対象者の移動手段などもあらかじめ知っておくとかなり調査がやりやすくなります。
もちろん完全に鵜呑みにするのは良くありませんが、車両で動くようなケースですとナンバーや車種などを事前にしっておくかどうかは調査の難易度が非常にかわります。
また調査当日についてのことになりますが、もしもわかるようでしたら、当日の服装を教えていただくと有難いですね。
これはカバンや持ち物などはやはり重要な情報になりますね。
服装に関しては、例えば身に着けている色が分かっているだけでも現場の調査員はかなり助かります。
このようになるべくご協力いただいた方が調査成功の確率があがり費用の抑えることになりますし、結果的にあなたのご希望に近づきます。
また予想される浮気相手との密会日時・曜日・時間帯などが、スマホやその他の情報などからあらかじめわかる場合には、そういった情報も教えていただけると非常に助かりますね。
これは調査の空振りを防いで効率的に調査を実施していく事にも繋がります。
これに関しても、もちろんあくまでも予想でしかありませんが、的中する確率も高いでしょうから、ご依頼者様にとりましても無駄な調査をしなくて済みます。
ですのでこれも結果的には調査費用を抑えることに繋がります。
これは、意外と難しいかもしれませんが、あなたは探偵に依頼したことを意識しすぎてしまって、対象者(配偶者)に接する言動・態度をいつもと変えないでください。
探偵に依頼した事なんて忘れたかのように、普段通りに接してくださいね。
また行動も可能な限り今までと同じように行動してください。
調査日前日や当日に対象者へ、情報を得る為に普段よりも頻繁に連絡してしまう方がおられます。
例えば、普段は聞かないけれど、調査当日にその日の予定を対象者に聞いてみたり、等。
もちろんそれくらいでは警戒しない人も多いですが、対象者には極力いつもと同じようにしてほしんですね。
いつも以上に突っ込んで質問をしたり、いつも以上に上機嫌で接したりなどは、本当に感の鋭い人の場合には、怪しむ人も中にはいるんですね。
実際には、探偵に依頼しているので、気持ちが高ぶって少し心が変化してしまうのは仕方ありませんが、なるべく普段通りに接することが成功に繋がります。
これは自分が浮気を疑われていると気づいてしまうと、その後の外出時などに警戒してしまう確率が上がってしまうからです。
調査当日も、警戒心をもって行動する確率が上がるため、必要以上に調査難易度が上がります。
そうなっては、探偵業者側も毎回成功するのは難しくなるでしょう。
その意味でもこの点も心に留めておいてくださいね。
これは例えば調査開始時間などは少し早めに設定しておいた方が良いケースが多いです。
確かに、なるべく料金・費用を少なくしたいという気持ちはわかります。
しかし、調査開始時間などがギリギリに設定してしまうと、開始前にもう対象者は勤務先より退勤してしまったというような勿体無いケースが出てきてしまいます。
いつもよりほんの少し仕事が終わったというケースだっていくらでもあります。
例えばサービス業の場合には、閉店時間より前に仕事を終えることだって全然あります。(お客さんが0人だったので閉店したなど)
そうなると、追加調査を実施していくしかありませんから、またまた費用が嵩むことになります。
そのようなことが起こらないように、調査は少し余裕をもったプランを探偵事務所側に伝えておきましょう。
これは案外難しいのですが、必ず守っていただきたいです。
例えば、契約時に持参した契約書などの書類やインターネットの閲覧履歴やメールなどのやり取りなどの全てを知られないように気を付けるようにお願いいたします。
対象者に調査の事を言わないのは当然ですが、喧嘩した際に我慢できなくて言ってしまうという人は実は結構多いんですね。
それは何かと言いますと。
配偶者と探偵業者との連絡を勘違いして宛先を間違えないでください。
どういうことかと言いますと、【探偵業者にメール(line)を送っているつもりが宛先が配偶者になっていた】という間違いが多いんですね。
これは本当に多いんですね。
実はこれは、配偶者に浮気調査の依頼がばれてしまう原因の圧倒的ナンバーワンなんですね。
これは本当についうっかりという気持ちで単純なミスなんですが、本当に命取りにもなりかねません。
しかし、これを防ぐ方法は簡単です。
それは【探偵業者側と配偶者との連絡手段を別のものにする】です。
例えば配偶者との連絡を普段lineで取り合っているのなら、探偵業者側とはメールでやり取りするといった具合です。
その代わりメーの連絡先から対象者を消去するといった具合です。
いずれにせよ、この点は注意していただきたいです。
料金の内訳としては、基本的には時間×人数=料金という時間計算で料金を設定している探偵業者が多いです。
調査員の人数に関してはあまり多すぎる人数を提案してくる探偵事務所・興信所は避けた方が無難です。
多くても3人程度でどんな難易度の調査も可能ですので、4人~5人の調査員で行うような探偵業者の場合は、ボッタくりをされているか、調査力が無い探偵である可能性が高いです。
このあたりは、依頼者の無知に付け込んで提案してきますので注意が必要です。
無駄に費用が高額にならないように気を付けてくださいね。
また一日の最低稼働時間も探偵業者によって違います。
1日の調査といった場合でも、それが10時間なのか、あるいは24時間なのかというのは探偵業者によって変わってきます。
あとは探偵社・探偵事務所によっては深夜料金が発生する事務所もあるようですので、この点も注意しておいてください。
特に、宿泊を伴う浮気調査の場合には(といいっても調査現場では多くのケースがそれに該当しますが。)、予想よりも料金が高くなってしまうので、気を付けておきましょう。
また延長料金についても把握しておかなければいけません。
延長料金は、基本的に割り増しになりがちです。
なるべくなら、パック料金とか比較的お得な料金システムを採用している探偵事務所を選ぶと良いと思います。
その他の経費について。
ほとんどの探偵業者では調査現場までの交通費や調査時に費用した必要経費などは、料金とは別途で経費として調査料金に上乗せされます。
例えば、移動のガソリン代や高速代などの交通費、尾行時の交通費、車両使用代、場合によっては調査時の飲食代やホテル代なども含まれます。
旅行などで、遠出した場合には、調査員も移動していくわけですから、その分通常の調査に比べて経費が多くなります。
ですので、いったいどの部分まで経費を請求されるのかを探偵業者にきちんと質問しておきましょう。
契約後に何かしらの原因で契約をキャンセルしたくなった場合に備えて、あらかじめキャンセル料金についいて質問しておきましょう。
契約後に身の回りの状況が変化することはよくあることです。
悪質な探偵業者の場合には、面談時に無理やり契約に持ち込み高額なキャンセル料金を請求してく業者もあるようですので、これもお気を付けください。
あとから取り返しのできない事になってしまいます。
探偵業者に調査中や調査後にアフタフォローをしてもらえるか、どの程度してくれるのかを聞いておきましょう。
確かに探偵の最大の任務は調査をすることですが、調査結果を手に入れてからが本当のスタートとも言えます。
ご依頼者様としては、例えば、証拠の有効な活用方法や調査報告書の使い方や配偶者や浮気相手との交渉の仕方など、色々な疑問が出てくることと思います。
その際にある程度アドバイスをもらえる探偵業者の場合ですと、やはり安心できます。
1人では心細い面もありますし、そのように協力体制で問題解決をしていけば、お一人で臨むよりより多角的な角度で考えられますし安心です。
アフターフォローにていては探偵業者によってその程度してくれるのかの差が激しいです。
ですので、あらかかじめしっかりと把握しておきましょう。
ご依頼者様によっては調査後に弁護士の依頼を検討している方も多いと思います。
なので、探偵業者との契約前に弁護士費用も視野に入れた予算配分をしておきましょう。
弁護士費用は基本的には非常に高額になります。
しかも料金体系がわかりずらくなっているので、一見するとそんなに高くないように感じるかもしれません。
ですが、二段階料金システムが採用されていたりして、結果的に高額になるケースが多いです。
例えば、離婚の依頼費用と慰謝料の依頼費用は別であったりします。
離婚そのものの弁護士費用と、慰謝料や財産分与・親権や養育費などの弁護士費用とは別個になります。
例えば、離婚そのものの着手金が30万として、報酬金が30万、離婚だけの総合計60万としますね。
これはあくまでも離婚に関してだけの弁護士費用になります。
それに加えて慰謝料や養育費財産分与などが得られたケースでは、その分の着手金と報酬金が追加されますので、最終的にかなり高額になるのが想像できると思います。
また請求額が高ければそれに比例して着手金も高くなりますので、弁護士費用は高額になります。
このあたりの情報はあまり一般的に知られていませんが、これをご覧になっている方はぜひ知っておいてください。
最近の探偵業者の中には、弁護士事務所を紹介したがる探偵業者も増えてきましたが、全てはご依頼者の負担になりますので、今のようなしっかりと全体を把握しておきましょう。
最近多く見かけるのが、【結果が出なければ料金0円・無料】のような広告です。
これについては、【結果が出ないことは無い】という事を知っておいてください。
どういうことかというと、調査をすれば何かしらの結果は出ますよね?
対象者が浮気をしていようが、外に一歩も出ないで一日中家に居たとしても、動き無かったという結果が出ます。
なので、【これは結果が出なければ】という事は調査をしない(実施しない)こと以外にあり得ません。
別に違法ではないでしょうし、キャッチコピーとして消費者の気を引き付けるフックになるんでしょう。
しかし、消費者からすると意味を勘違いしがちな紛らわしいフレーズであることは確かです。
そういった探偵業者はやめておけとは言いませんが、ご利用の際には探偵業者によく説明を受けてから契約することをおすすめ致します。
以上でおおよそ、探偵に浮気調査の依頼する際の注意事項についてお話いたしました。