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公開日:2015年1月29日
最終更新日:2020年7月11日

今回は以前にワイドショーなどでも話題になっていた、有名人夫婦のモラハラ離婚騒動を題材にして、証拠というものの重要性についてお話ししていきたいと思います。

このモラハラ離婚騒動はですね~、奥さんの方が『実はモラハラを受けていたんです。モラハラが離婚原因なんです』と主張していますが、旦那の方は『さすがにそれはない』という感じで否定をしていたのですね。

 

モラハラというのは、最近夫婦の離婚原因のかなり上位になってきている(特に女性側からの離婚理由に多いみたいです。)。

 

それでモラハラは民法770条1項5号の、『その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき』にあたる場合ももちろんあるんですね。

要するにモラハラは離婚原因にもなりえるという事ですね。

しかし、当たり前ですが、その他婚姻を継続し難い重大な事由があるかは総合的に判断されるでしょうから、もちろん証拠がなければ認められないでしょう。

 

例えば、今回の芸能人モラハラ離婚騒動をワイドショーやテレビなどで見た人は、おそらくこういう感じで思うのではないでしょうか。

 

『えー、モラハラ、本当なのかしら?』『え、モラハラがあったんだ~ヒドイね~、でも旦那は否定してるけど、実際はどうなんだろうか?』

 

いずれにしましても、モラハラは絶対あったとか、絶対無かったとか確信をもって断定できる人はいないでしょう。

そして、おそらく一般の方から見れば、

『果してモラハラは本当にあったのか』というのは疑問に思った人も多いと思うんですね。

 

それはなぜかというと、私達は実際に見たわけでもありませんし、証拠を見たわけでもないですから当たり前なんですが。

 

でもこれですね~、本当にすごく重要なことなんですね。

例えばモラハラが原因で離婚したい場合ですね、協議離婚で決着がつかない場合に、調停離婚になったとしますよね。

 

その場合にも証拠がなければ、たとえ真実としてモラハラがあったとしても、残念ながら取り上げてくれないでしょうし、まともに主張していく事は出来ないでしょう。

 

というよりはもしも証拠がなければモラハラであることを認定しようがありません。

 

そもそも裁判というのは公平に行われるといわれていますが、これは見る人によって違うという個人の主観に左右されない客観的な証拠を基準に判決が行われているから公平であるともいえるでしょう。

 

証拠というの客観的な基準があるからこそ、その判決は信用されるのであり、人々は裁判の判断基準に納得して信用しているとも言えるでしょう。

 

また万が一裁判になった際にも担当裁判官は証拠がなければあなたの供述をまともには受け取らないでしょう。

 

それはつまり、ワイドショーやテレビでお互いが食い違う発言をしているのを見た視聴者と同じだからなんですね。

 

そうなんです。

『証拠を見てない・現場を見てない人はどちらが本当であるのかなんてわからない・わかるわけがない』です。

 

それで『どちらかわからない』・『モラハラはあったのか無かったのかはわからない』という場合には、『無かった』事になってしまいます。

主張する側に証明する責任(負担)があるんですね。(主張する人が負けやすいというくらいの意味です)

今回はモラハラについての証拠の重要性のお話でしたが、証拠が重要であるということは浮気・不倫の場合も全く同じなんですね。

探偵・興信所の扱う浮気問題でも同様でして、もしも証拠がなければいくら浮気を主張しても認定されようがありません。

結局のところ、裁判官や第三者などにある事実を主張していき、認めさせていくためには『証拠』しかないんですね。

 

とくにモラハラにしても浮気にしても、大勢の前で堂々とするものではなく、基本的には2人だけでひそかに隠れてするものですから、第三者の証言も取りにくいでしょうし、証拠集めも難しいです。

 

またモラハラの証拠の集め方についてはモラハラ夫・妻に慰謝料請求して離婚するためのモラハラの証拠の集め方に結構くわしく書いていますので、ぜひご覧くださいませ。きっとあなたのお役に立てると思います。

興信所東京GR

今回は以上になります。 

興信所東京GRは以下の記事も書いていますのでご参考になれば幸いです。

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代表 吉野
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